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木曽漆器のパーツを組み込んだハーレーダビッドソンが完成・市内を巡回展示します

2021-01-25

カテゴリ:お知らせ 

木曽平沢「未空うるし工芸」社長の岩原裕右氏が中心となり、長野県の飲食サービス業等新型コロナウイルス対策応援補助金を活用して行われていたプロジェクトによる、木曽漆器のパーツを組み込んだアメリカ製のオートバイ「ハーレーダビッドソン」が完成しました。

ベースとなった車両は、1960年代にアメリカで製造された「パンヘッド」と呼ばれるタイプのエンジンを搭載したチョッパースタイル。
マニア垂涎のクラシックハーレーです。

木曽漆器のパーツは多岐に渡って装着されています。
ハンドルバー、タンク、リアフェンダー(泥除け)、シフトレバーは木曽漆器の伝統的な技法を使用したもの。
一方でハンドルグリップ、サドル(シート)は皮革製品に漆塗りを施すという新しい技法を使用しています。
車体とエンジンは60年前のパーツをそのまま使用していますが、パーツ自体に付着している油分が漆を塗る際の妨げになって離まうため、漆塗りのパーツについては新品を取り寄せて塗りを施したのことです。

木曽漆器の可能性を広くPRするために、春以降は積極的に全国のイベントや展示会に出展する予定だそうです。
場所によっては自走しての出展も考えているとのことですので、その道中においても木曽漆器のPRとなることが期待されます。
また、紫外線には弱いとされている漆塗りですが、敢えて紫外線を気にせず使用することで、これまでにはない、その経年変化も含めた木曽漆器の楽しみ方も提示していきたいとも語ってくださいました。

2月以降、えんぱーくなどの塩尻市内各所において巡回展示される予定です。

詳しいスケジュールなどについては、塩尻市観光協会公式ホームページのほか、Twitter、Facebook、Instgramなどでもお知らせいたします。

サドルは皮革製品への漆塗り技術を応用して着色されています。

タンクは金箔の上に漆を塗装する「白檀」という技法が用いられており、独特の輝きを放っています。

参考URL:
木曽漆器工業協同組合
http://kiso.shikkikumiai.com/main.html

木曽漆器工業協同組合青年部
http://kiso.shikkikumiai.com/seinenbu/

未空うるし工芸
http://misolashi.com/