善知鳥(うとう)峠
うとうとうげ
日本海、太平洋の分水嶺。塩尻市と辰野町を結ぶ三州街道(現在の国道153号線)が通っています。善知鳥峠は、古くから伊那谷と松本平とを結ぶ重要な道路で、中馬による物資の交流や善光寺参り等、大変にぎわいました。
峠の頂上付近には分水嶺公園が設置されています。
名前にある「善知鳥」とは、ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。北国の海辺でとらえられた雛を追って親鳥がこの峠までやってきたという民話に由来があります。
この民話は、能の大家世阿弥が作ったとされる謡曲「善知鳥」として広め伝えられました。
善知鳥峠の民話は「いまこそ伝えたい海の民話アニメーション」に選ばれました。
基本情報
住所 | 長野県塩尻市 |