塩尻峠
しおじりとうげ
塩尻市と岡谷市を結ぶ峠。江戸初期の中山道は、下諏訪から三沢を経て小野峠小野盆地に入り牛首峠を越え桜沢に抜ける小野街道を利用していましたが、15年ほどで塩尻峠越えの道に変更されました。塩尻峠には、一里余り人家がなく、参勤交代も難渋したので、諏訪側の今井村と塩尻側の柿沢村とに御小休所(茶屋本陣)が置かれました。峠から諏訪方面は、中山道有数の絶景で、渓斎英泉は「木曽街道六十九次」にここからの眺めを描いています。また、この一帯は、明治天皇御巡幸に因んで「塩嶺御野立公園」と呼ばれ、記念碑が建てられています。
御野立記念祭(日本一短いお祭り)
塩尻峠頂上付近の塩嶺公園では、明治天皇が1880年(明治13年)6月に、昭和天皇が1947年(昭和22年)10月に塩尻峠に訪れたことを記念し、午前10時ちょうどに「一同、礼」の掛け声に合わせて一礼する「御野立記念祭」が年に2回行われます。
わずか数十秒で終りになることから、日本一短い祭りと言われています。
現在は、岡谷市、塩尻市の行政、市議会、経済界などの参加者による意見交換の重要な場となっています。
基本情報
住所 | 長野県塩尻市 |
URL | 塩尻市ホームページ |